そっくり男のことを覚えていらっしゃるでしょうか?
もしご存じない方が読んでいらっしゃったら、3月終わりくらいの
日記をご覧くださいませ。
あたくしがアンガールズ田中に振られたときの日記は、
じゃかじゃかじゃか に書いています。
あれから3ヶ月とちょっと・・・。
あたくしの婚活は主にお見合いパーティーなのですが、そこで
いい方とめぐり会うことはなく、相変わらずひとりの生活を送って
いますわ。
話は前回の続きに戻りますわね。
ピアノのコンサートの後に入ったうどん屋で、才女が言ったのよ。
「アンガールズ田中さん、婚約したんだって」
え??
えーーーっ!!!
あたくしの野太い声がうどん屋「海ごはん」の店内に響き渡り
ましたわ。
あれからすぐ、アンガ田中は結婚相談所に登録し、そこで知り合った
女性とお付き合いを始め、とんとん拍子で結婚が決まったのだそう・・・。
水面下の蟻の如く、あたくしが婚活地獄の中でジタバタと
もがいている間に、アンガ田中はすでに幸せを手に入れていたのね。
『おめでとう』と伝えて、なんてことは言わないわ。
だってアンガ田中はあたくしのことなんて、もう覚えていないもの。
ええ、もちろん記憶にはちゃんとある。
ただ無かったのと同じこと。
それでいいの。
縁がなかったことが、あたくしたちの縁ですもの。
風と共に獅子舞去りぬ
いったい何が違うのかしら。
選ばれる女と、付き合ってももらえない女。
何がどう違うのでしょう・・・。
たった3ヶ月で結婚できる女がいる一方、あたくしは
誰にも選ばれない女。
外見にも内面にも魅力のない女・・・。
きっと美術館のときも、居酒屋で飲んだときも、アンガ田中は
つまらなかったんでしょうね。
時間を無駄にしたと思ったんでしょうね。
そっちに行ってはダメだと思いつつ、今あたくしの心は闇に向かいそうでございます。
オンナ独身41才、この日記にコメント欄はございませんことを
お察し下さいませ。